こんにちは、振袖レンタル&フォトスタジオこまち東松山店のセキネです。
七五三は、お子様の健やかな成長を祝う大切な行事です。特に初めての七五三となると、「着物に必要なものって何?」「何を準備すればいいの?」と不安に感じるパパやママも多いのではないでしょうか。着物には、主役である着物本体はもちろんのこと、実はたくさんの小物が必要になります。これらの小物が一つでも欠けてしまうと、着付けができなかったり、着崩れの原因になったり、お子様が快適に過ごせなくなったりする可能性があります。
このブログでは、七五三の着物を着る際に必要な小物を、年齢別に細かくチェックリスト形式でご紹介します。レンタルや購入、スタジオでの手配など、それぞれの準備方法についても触れますので、ぜひ最後まで読んで、万全の体制で七五三当日をお迎えください。

なぜ小物の準備が大切なの?
七五三の着物は、洋服とは異なり、たくさんのパーツから構成されています。これらが全て揃って初めて、美しく、そして快適に着物を着ることができます。小物の準備が不十分だと、以下のような問題が発生する可能性があります。
- 着付けができない・時間がかかる: 特定の小物がなければ着付け自体が成立しないものもあります。また、小物探しに時間を取られ、着付けの時間が長くなってお子様が飽きてしまうことも。
- 着崩れの原因になる: 帯締めや帯揚げ、腰紐など、着崩れを防ぐための重要な役割を果たす小物もあります。これらがなかったり、適切に着用されていなかったりすると、せっかくの着物がすぐに乱れてしまいます。
- お子様が不快になる: 肌着や足袋など、お子様が直接身につける小物は、素材やサイズが合っていないと不快感を与え、機嫌を損ねる原因にもなりかねません。
- 写真映りが悪くなる: 必要な小物が揃っていないと、全体のバランスが悪くなり、せっかくの記念写真が台無しになってしまうこともあります。
これらの問題を避けるためにも、事前の小物チェックは非常に重要です。
七五三の着物に必要な小物【年齢別チェックリスト】
ここからは、男の子・女の子、そして年齢別に必要な小物を詳しく見ていきましょう。


【男の子】共通で必要な小物
男の子の着物は、羽織袴が一般的です。
- 長襦袢(ながじゅばん):
- 着物の下に着用する肌着のようなものです。汗を吸い取り、着物の汚れを防ぎます。
- ポイント: 着物の袖から長襦袢の袖が少し見えるのが正式な着方です。お子様の着物の袖丈に合ったものを選びましょう。
- 着物(きもの):
- 羽織の下に着用する本体の着物です。
- ポイント: 肩上げ・身上げがされているか確認しましょう。
- 羽織(はおり):着物の上に羽織る上着です。男の子の七五三らしい凛々しい姿を演出します。
- 袴(はかま):
- 着物の下に着るスカート状のものです。
- ポイント: 丈が長すぎると歩きにくいため、お子様の身長に合ったものを選びましょう。
- 角帯①(かくおび):
- 袴を固定するための帯です。
- ポイント: 一般的にはしっかりとした素材のものが使われます。
- 羽織紐④(はおりひも):羽織の胸元を留める紐です。房付きのものが一般的で、装飾としての役割も大きいです。
- 扇子⑤(せんす):着物姿をより一層引き立てる小物です。手に持つことで、写真映えもします。
- 守り刀②(まもりがたな):縁起物として袴の帯に差し込みます。実際には刀ではなく、袋に入った装飾品です。
- 草履⑦(ぞうり):
- 和装用の履物です。
- ポイント: お子様が履き慣れないと歩きにくいため、事前に試しておくのがおすすめです。サイズが合わないとすぐに脱げてしまったり、転倒の原因にもなります。
- 足袋⑥(たび):
- 草履を履く際に着用する足袋です。親指と他の指が分かれているのが特徴です。
- ポイント: ストレッチ素材のものだとお子様も履きやすいです。サイズはぴったり合うものを選びましょう。
- 腰紐⑧(こしひも):
- 着物を固定するために複数本使用します。
- ポイント: 通常3~5本程度必要です。
- 補正用タオル(ほせいようタオル):
- 体型を補正し、着物をきれいに着せるために使います。
- ポイント: 通常2~3枚程度。フェイスタオルくらいのサイズで、厚すぎないものが使いやすいです。
【女の子】共通で必要な小物
女の子の着物は、3歳は被布(ひふ)を羽織るスタイル、7歳は帯を結ぶスタイルが一般的です。
- 長襦袢(ながじゅばん):
- 着物の下に着用する肌着のようなものです。汗を吸い取り、着物の汚れを防ぎます。
- ポイント: 着物の袖から長襦袢の袖が少し見えるのが正式な着方です。お子様の着物の袖丈に合ったものを選びましょう。
- 着物(きもの):
- 女の子らしい華やかな柄のものがたくさんあります。
- ポイント: 肩上げ・身上げがされているか確認しましょう。
- 草履(ぞうり):
- 和装用の履物です。
- ポイント: お子様が履き慣れないと歩きにくいため、事前に試しておくのがおすすめです。サイズが合わないとすぐに脱げてしまったり、転倒の原因にもなります。
- 足袋(たび):
- 草履を履く際に着用する足袋です。親指と他の指が分かれているのが特徴です。
- ポイント: ストレッチ素材のものだとお子様も履きやすいです。サイズはぴったり合うものを選びましょう。
- 腰紐(こしひも):
- 着物を固定するために複数本使用します。
- ポイント: 通常3~5本程度必要です。
- 伊達締め(だてじめ)7歳用:
- 着付けの際に、着崩れを防ぐために使用します。
- ポイント: 1~2本必要です。
- 補正用タオル(ほせいようタオル):
- 体型を補正し、着物をきれいに着せるために使います。
- ポイント: 通常2~3枚程度。フェイスタオルくらいのサイズで、厚すぎないものが使いやすいです。
- 髪飾り(かみかざり):
- 女の子らしい華やかさを添える重要なアイテムです。
- ポイント: 着物の柄や色、お子様の雰囲気に合わせて選びましょう。つまみ細工や造花、パッチン留めなど様々な種類があります。

【女の子3歳】被布スタイルに追加で必要な小物
3歳は、帯を締めず、着物の上に「被布」というベストのようなものを羽織るのが一般的です。
- 被布(ひふ):
- 着物の上に着用するベストのようなものです。可愛らしい印象になります。
- ポイント: 被布に合わせた草履や巾着がセットになっていることが多いです。
- 巾着⑥(きんちゃく):小物入れとして、可愛らしいアクセントになります。
- 兵児帯①(へこおび):着物の上から締め、その上から被布を着用します。柔らかい素材で締めやすいです。

【女の子7歳】帯結びスタイルに追加で必要な小物
7歳は、大人と同じように帯を結ぶ本格的なスタイルです。
- 帯①(おび):
- 着物姿の要となる華やかな帯です。作り帯(すでに形作られているもの)と、手結び帯(当日結ぶもの)があります。
- ポイント: 作り帯は着付けが簡単ですが、手結び帯の方がより本格的な着姿になります。
- 帯締め⑥(おびじめ):帯の中央に巻き、帯を固定する紐です。装飾性も高いです。
- 帯揚げ⑯(おびあげ):帯枕を覆い、帯の上部から少し見せて装飾とします。
- しごき②:帯の下に巻き、両端を帯に挟み込む飾り帯です。華やかさを添えます。
- 箱せこセット(はこせこセット):
- 以下の小物がセットになっています。
- 箱せこ④: 胸元に差し込む飾りです。
- びら簪⑤(びらかんざし): 箱せこに付いている簪です。
- 末広③(すえひろ): 扇子のことで、縁起物として持ちます。
- 帯締め⑥、帯揚げ⑯、志古貴②(しごき)、バッグ⑨、草履⑩: 通常セットに含まれています。
- 以下の小物がセットになっています。
- 帯板⑦(おびいた):帯の間に挟み、帯にしわが寄るのを防ぎ、美しい形を保ちます。
- 帯枕⑧(おびまくら):帯結びの形を整えるための土台となる枕です。
- コーリンベルト⑭:衿元の固定と着崩れ防止と着付けの簡素化・時短になります。
- 三重仮ひも⑰:手結び帯の着付の際に使用します。
小物の準備方法:レンタル・購入・スタジオ手配の選択肢

七五三の小物の準備方法は、大きく分けて3つの選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットを理解して、ご家庭に合った方法を選びましょう。
1.レンタルを利用する
七五三の着物一式をレンタルする場合、ほとんどの小物がセットに含まれています。これが最も手軽で一般的な方法です。
- メリット:
- 手間がかからない: 必要な小物が全て揃っているため、個別に準備する手間が省けます。
- 費用を抑えられる: 着物一式を揃えるよりも経済的です。
- 保管場所に困らない: 着用後は返却するため、保管の心配がいりません。
- トレンドの着物を選べる: 毎年新しいデザインの着物が入荷するため、流行の柄を選ぶことができます。
- デメリット:
- 選択肢が限られる場合も: レンタル店によって、小物のデザインや色、サイズが限られることがあります。
- 使用済みの可能性: 他の人が着用したものであるため、新品ではないことに抵抗がある方もいるかもしれません。
- 汚損・破損に注意: 返却時の状態によっては、追加料金が発生する場合があります。
- チェックポイント:
- レンタルセット内容: どの小物まで含まれているか、契約時に必ず確認しましょう。「肌着と足袋は別料金」「髪飾りは含まれない」など、お店によって異なります。
- サイズ: お子様の身長や足のサイズに合ったものがあるか確認しましょう。
- 返却期限・方法: いつまでに、どのように返却すれば良いのか確認しましょう。
2.購入する
着物や小物を全て購入することも可能です。特にこだわりたい方や、兄弟姉妹で何度も着用する予定がある場合におすすめです。
- メリット:
- 完全に自分のもの: サイズやデザインを自由に選べ、何度でも着用できます。
- 記念品になる: お子様の成長の証として、大切に保管することができます。
- 品質が良い: レンタル品よりも質の良いものを選べる傾向があります。
- デメリット:
- 費用が高くなる: レンタルに比べて費用が高額になります。
- 保管場所が必要: 虫食いやカビを防ぐための適切な保管が必要です。
- お手入れが必要: 着用後のお手入れやクリーニングの手間がかかります。
- チェックポイント:
- フルセット購入か単品購入か: 全てを揃えるのは大変なので、必要な小物だけ購入し、足りないものはレンタルするなど、柔軟に考えるのも良いでしょう。
- サイズ: お子様の成長に合わせて、肩上げ・身上げが調整できるか確認しましょう。
- 素材・品質: 長く着ることを考えて、良い素材や仕立てのものを検討しましょう。
3.フォトスタジオで手配する
多くのフォトスタジオでは、撮影用の着物と小物一式を貸し出しています。中には、そのままお参りに行けるプランを提供しているスタジオもあります。
- メリット:
- 撮影と着付け・小物準備が一度に完結: 最も手間がかからない方法です。
- プロのコーディネート: 着物と小物、ヘアメイクまでトータルでプロがコーディネートしてくれるため、写真映えする仕上がりになります。
- 着崩れしても安心: 撮影中に着崩れても、すぐに直してもらえます。
- デメリット:
- 選択肢が限定的: スタジオに用意されている着物や小物の中から選ぶことになります。
- お参りにも行く場合は注意: 撮影用着物はスタジオ内での着用が原則の場合もあるため、お参りも希望する場合は事前に確認が必要です。
- チェックポイント:
- 着物・小物のラインナップ: どんな着物や小物があるか、事前に写真などで確認しましょう。
- プラン内容: 着物レンタル、着付け、ヘアメイク、小物一式がどこまで含まれているか確認しましょう。お参り用の着物レンタルが可能かどうかも重要です。
- 持ち込みの可否: 自分で準備したい小物がある場合、持ち込みが可能か確認しましょう。
※こまち東松山店では七五三衣装レンタルと撮影プランを取り扱っております。お気軽にお問い合わせください
初めての七五三を乗り切るためのアドバイス
小物の準備以外にも、七五三当日をスムーズに過ごすためのポイントがいくつかあります。
- 事前の試着・練習は必須!
特に草履や足袋は、普段履き慣れないため、お子様が嫌がることがあります。事前に履かせてみて、慣れさせておきましょう。また、着物を着た状態で少し歩く練習をしておくと、当日も安心です。スタジオでの前撮りの際に、試着を兼ねて着てみるのも良い経験になります。
- 当日のスケジュールは余裕を持って
着付けには予想以上に時間がかかります。特に女の子の帯結びや髪飾りは細かな作業が必要です。また、お子様の機嫌によっては中断することもあります。ご祈祷や会食の時間を考慮し、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
- 替えの洋服を準備する
七五三の参拝後や会食時に、着物から洋服に着替えるお子様も多いです。汚してしまったり、着崩れが気になったりした場合にも安心なので、楽に着られる洋服を一枚準備しておくと良いでしょう。
- お子様のお気に入りのおもちゃやお菓子を
待ち時間や移動中に、お子様が飽きてしまったり、ぐずってしまったりすることもあります。お子様のお気に入りのおもちゃや、サッと食べられるお菓子などを用意しておくと、機嫌を保ちやすくなります。
- 飲み物や軽食も忘れずに
着物を着ると、普段よりも喉が渇きやすかったり、空腹を感じやすかったりします。ペットボトルの飲み物や、一口で食べられるゼリー飲料、おにぎりなど、手軽に補給できるものを用意しておくと安心です。ただし、着物を汚さないよう、食べる場所や飲み方に注意しましょう。
- カメラやスマホの充電は万全に!
せっかくの七五三。お子様の可愛い姿をたくさん写真に残したいですよね。当日に充電切れでシャッターチャンスを逃すことのないよう、カメラやスマートフォンの充電は前日までに満タンにしておきましょう。予備のバッテリーやモバイルバッテリーもあるとさらに安心です。
- 専門家を頼る
着付けやヘアメイクは、プロに任せるのが一番安心です。フォトスタジオや呉服店、美容院などで、七五三の着付け・ヘアメイクサービスを提供しているところが多いので、ぜひ検討してみてください。特にフォトスタジオであれば、着付け・ヘアメイクから撮影まで一貫して行えるため、お子様の負担も少なく、スムーズに七五三を進めることができます。

七五三の着物小物に関するQ&A
Q1: 補正用タオルはどんなタオルでも良いですか?何枚くらい必要ですか?
A3: 補正用タオルは、着物をきれいに着せるために体の凹凸をなくす役割があります。フェイスタオルくらいのサイズで、あまり厚手すぎないものが使いやすいです。吸水性があり、ごわつきにくい綿素材がおすすめです。通常、お子様用であれば2~3枚程度あれば十分ですが、体型や着付け師さんの方法によって必要な枚数は変わることがあります。レンタル店やスタジオに確認してみるのが確実です。もし手元になければ、当日に着付け師さんが用意してくれたり、スタジオで貸し出してくれたりすることもありますので、事前に相談してみましょう。
Q2: 7歳の女の子の「箱せこセット」は、必ず必要ですか?
A4: はい、7歳の女の子の本格的な着物スタイル(帯結び)には、箱せこセットは基本的に必要不可欠な小物です。箱せこセットに含まれる「箱せこ」「びら簪」「末広」「帯締め」「帯揚げ」「しごき」「バッグ」「草履」は、着物姿を華やかに彩り、完成させるための重要なアイテムです。特に箱せこやびら簪は胸元を飾り、しごきは帯の下に巻き付けることで、より一層七五三らしい華やかさと格式を添えます。これらが揃って初めて、7歳のお嬢様の着物姿が美しく引き立ちます。レンタルセットには通常含まれていますが、購入する場合はセットで揃えるのが一般的です。
いかがだったでしょうか。
七五三の着物に必要な小物は多岐にわたりますが、事前にこのチェックリストで確認し、それぞれの準備方法のメリット・デメリットを理解することで、安心して当日を迎えることができます。レンタルを利用するにしても、スタジオにお任せするにしても、内容をしっかり確認し、不明な点は積極的に質問しましょう。
お子様が快適に、そして最高の笑顔で七五三を迎えられるよう、パパとママが協力して準備を進めることが何よりも大切です。ぜひ、ご家族にとって忘れられない、素敵な七五三の思い出を作ってください。
■店舗情報
✿東松山店
埼玉県東松山市松葉町3-15-13
いせや:0493-59-9371
KOMACHI:0493-59-9381(火・水定休)
✿深谷店
埼玉県深谷市仲町4-3
いせや:048-571-3161
KOMACHI:048-577-3746
(水曜・第一火曜定休)
✿鴻巣店
埼玉県鴻巣市本町8-5-26
いせや:048-540-6888
KOMACHI:048-540-6733
(火・水定休)
✿八木橋店
埼玉県熊谷市仲町74
八木橋百貨店8F
048-501-1227
(八木橋百貨店の休業日に準ずる※臨時休業日を設けさせていただくことがございます)
SNSも更新中!
フォロー、いいね!
まだの方は是非、宜しくお願いします♪
☆Instagram
深谷店@komachi_fukaya
鴻巣店@komachi_kounosu
東松山店@komachi_higashimathuyama
八木橋店@komachi_yagihashi
振袖のことなら、いせや呉服店へお任せください!!

七五三・お宮参り・マタニティフォト
バースデーフォト・男子袴などなど
その他様々な撮影プランがございます♪
埼玉県の東松山市・滑川町・小川町・ときがわ町・坂戸市など
沢山の地域のお客様にご利用いただいております♬
スタッフが誠心誠意お手伝いさせて頂きますので
お気軽にご相談くださいませ(*˘︶˘*).。.:*

